コーヒー業界を中心とする韓国の飲料市場で、今注目を集めているのが紅茶。韓国の「STARBUCKS COFFEE」でも9月6日から紅茶ブランド「TEAVANA(ティバーナ)」の取り扱いが始まり、同ブランドを用いたラテやエードなどが10日で計100万杯以上の売上げを記録しました。
同じくカフェチェーン「cafe DROPTOP」は、9月28日からフルーツハーブティーを発売開始(各4,300ウォン)。リラックス効果があるとされるハーブティーに、ビタミンCが豊富な果物を組み合わせたシリーズで、健康を気遣う現代人のニーズに応えています。
インスタントコーヒーで有名な東西(トンソ)食品には、10月4日、プレミアムティーバッグ「TARRA(タラ)」が仲間入り(10パック入り、8,900ウォン)。長年の商品開発で培ったノウハウを活かし、紅茶の渋みは抑えつつ風味をアップしたのがポイントです。
各種茶専門カフェチェーンも奮闘中。台湾紅茶専門の「貢茶(GONG CHA)」(写真)は、前年比約10%売上げアップ。韓方(ハンバン)茶専門の「五嘉茶(オガダ)」でも、ブレンドティーが発売以来毎年40%売上げ増加と好調です。紅茶需要の増大で、飽和状態にあったコーヒー業界に新たな風が吹いているようです。
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