35～49歳のソウル未婚男性　20年間で10倍に

【ソウル聯合ニュース】ソウル市の３５～４９歳の未婚男性がこの２０年間に、１０倍以上に増えたことが、同市がまとめた報告書で分かった。

　報告書によると、１９９０年の３５～４９歳の未婚男性は２万４２３９人だったが、２０１０年には２４万２５９０人となった。同期間、３５～４９歳の未婚女性は６．４倍に増えている。

　１９９０年に男女共に２％台だった未婚率は２０１０年には男性２０．１％、女性１１．８％に上昇した。男性は低学歴で、女性は高学歴で未婚率が高かった。

　結婚に関する意識調査では、「結婚はしたほうがいい」との回答が男女共に最も多かった。「してもいいし、しなくてもいい」と答えた男性は２００６年の２２．５％から２０１０年は２９．８％になった。女性は３５％前後で推移した。

　昨年の男性の初婚平均年齢は３２．３歳、女性は３０．０歳だった。２０年前より男性は３．９歳、女性は４．４歳それぞれ高くなった。

　育児と家事に専念している男性の割合は２００５～２０１１年に２．２倍に増加した。４０～５０代女性の就職者数は昨年、初めて２０～３０代女性を超えた。

　同市関係者は「学業期間が長くなり、就職が遅れているため、初婚年齢が上昇している」と説明する。「未婚者の増加が続く限り、少子化問題を乗り越えるのは難しいとみられる」と話した。