民主党代表、追加補正予算案の緊急編成を要求

【ソウル１３日聯合ニュース】与党ハンナラ党が８日の国会で２０１１年予算を単独採決したことに対し、最大野党・民主党の孫鶴圭（ソン・ハクキュ）代表は１３日、早期に追加補正予算案を編成し、予算案の修正・廃棄手続きを踏むよう政府に要求した。

　孫代表は同日の最高委員会議で、「きょう予定された予算案の閣議決定手続きを保留し、予算を再度編成して国会に提出すべき。手続き上で問題になるなら、すぐに追加補正予算案を作成してでも再度国会に提出すべきだ」と主張した。

２０１１年の予算をめぐる与野党の対立は、政府が重要課題と位置づける４大河川再整備事業に端を発している。政府は２０１２年に事業を完了し、体系的な水資源管理、観光、生態空間確保といった目標を達成したい考えだが、野党と一部市民団体は環境問題などを理由に猛反対している。

　民主党は２０１１年予算で、４大河川再整備事業の予算を６兆７０００億ウォン（約４９２４億円）削減するよう要求。しかし、与党が単独採決した予算案では、同予算は２７００億ウォンの削減にとどまり、野党側が強く反発していた。