白菜価格の高騰で李大統領が‘キャベツキムチ’指示

李明博（イ・ミョンバク）大統領が３０日、白菜価格の暴騰を懸念し、対策を求めた。

李大統領はこの日、慶州（キョンジュ）現代ホテルコンベンションホールで開かれた第３０回国連食糧農業機関（ＦＡＯ）アジア太平洋地域総会の開幕式に出席した後、劉正福（ユ・ジョンボク）農林水産食品部長官と別に会談し、「白菜価格の暴騰で庶民の家計に及ぼす悪影響が懸念される。効果的な対策が実行されるよう長官には力を注いでほしい」と要求した。

これに先立ち李大統領は最近、価格が上がった白菜の代わりにキャベツのキムチを食卓に出すよう青瓦台（チョンワデ、大統領府）の厨房長に指示した。庶民のことを考えて高い白菜キムチは食べないという考えだ。

しかし一部の人は「白菜とキャベツの価格差は大きくない」と指摘している。２９日基準の農水産物流通公社の価格情報によると、白菜１個の平均小売り価格は８０２０ウォン（約６００円）、キャベツは５０００ウォン－１万１７０ウォンだった。