「韓国経済の日本追撃、予想以上に速い」

ジョンズ・ホプキンス大国際経済学科のアン・クルーガー教授は、過去６０年間の韓国経済の成長に驚きを表した。

クルーガー教授は３０日、新羅（シンラ）ホテルで開かれた韓国経済６０年史コンファレンスの記者会見で、「１９７４年に初めて訪韓した当時、韓国がいつかは日本に追いつくという話があったのはあった。しかしこれほど早く追撃するとは思っていなかった」と述べた。

クルーガー教授は「韓国経済の成長は政府の適切な政策のおかげ」と診断し、「戦争の廃虚の中でも韓国は輸出主導型政策で年平均１０％を超える成長を記録したが、これはどの国にも見られないことだ」と説明した。

クルーガー教授はこの日の基調講演でも「韓国は慎重な通貨政策、重工業産業の育成など経済政策で持続的な経済成長を成し遂げた」とし「通貨危機後にも財政システムを強化する政策、予想より速い回復を見せた」と評価した。

クルーガー教授は「南北（韓国・北朝鮮）戦争直後、韓国は外国の援助に全面的に依存し、１人当たりの国民所得は１００ドルにもならなかった。当時は韓国経済の回復の可能性は懐疑的だったが、さまざまな輸出奨励策で１９６４年に初めて１億ドルの輸出を達成した」と振り返った。