国会「北朝鮮挑発糾弾」天安艦決議案を採択

国会は２９日、本会議で「北朝鮮の天安艦に対する軍事挑発糾弾決議案」を議員１６３人の賛成で採択した。天安艦沈没事件が発生して９５日だ。

民主党はこの日対北糾弾決議案採択に反対し「北朝鮮の天安艦攻撃疑惑真相究明および韓半島平和守護要求決議案」という別途修正案まで提出した。民主党は「軍の調査が不十分だ」と修正案で「北朝鮮攻撃に対する糾弾」を「天安艦沈没事件に対する真相究明」に変え、北朝鮮の謝罪・再発防止要求と政府の強い対応措置要求などを抜いた。民主党の出した案は票決に付し、賛成７７人、反対１６５人で否決された。

一方、この日の本会議で成立した決議案はウォン・ユチョル国防委員長（ハンナラ党）が代表発議した。決議案には▽天安艦沈没原因が北朝鮮の魚雷攻撃によるものだとはっきりさせる▽北朝鮮の心からの謝罪と責任者処罰、賠償、再発防止の約束を要求する－－などの内容が含まれている。