京畿国際ボートショー、豪華なボートが勢ぞろい

京畿道の前谷港と炭島港で９日から開催されている「２０１０京畿国際ボートショー」には海外から出品された３００隻以上のボートやヨットが海上と室内の展示場で展示されている。

なかでも目を引くのは全長１３．３６メートル、幅４．１６メートル、重さ１１トンと、展示されているボートのうち最も大きい「プレステージ４２」。フランスのジャノー社の最新モデルで、大きく華やかな外観、ホテルに劣らぬ内部インテリアは発売前から注目を浴びた。最高馬力８５０馬力のエンジンを誇り、船内には寝室が２部屋、ボートの前後に広いサンデッキと倉庫がある。韓国では今回のボートショーで初めて披露された。９億ウォン（約６６００万円）程度で市販される予定だ。

同じくフランスのベネトウは、最新モデルのヨット「オセアニス５８」を公開した。全長１８．２４メートル、約１５億ウォンの高価なクルーザーヨットで、すべての工程は手作業で行われた。寝室やリビング、キッチン、船員室などさまざまな室内空間を備え、航海に役立つ最先端機器が設置されている。

ヨットやボートに関心のない人でも一度は目にしたことがありそうなヨットも展示されている。英国のメーカー、サンシーカーの「サンシーカー４６Ｍ」は映画００７シリーズに４度も登場した最高級メガヨットだ。全長４６メートル、価格は１５０億ウォンで、世界で最も高いヨットの一つ。残念ながらボートショーには精密な縮小モデルが展示されているが、船内や装備もすべて実物と同様に製作され、間接的ではあるものの世界最高のヨットを見物できる。

このほか、２００７～２００９年に顧客満足度評価で満点を獲得した米リーガル社の「リーガル３３６０」、ボート界のフェラーリと呼ばれる米コバルト社の「コバルト２４２」など、世界トップクラスのボートが展示されている。

ことしのボートショーには世界シェア１、２位を競うメーカーが大挙参加した。また、昨年１６隻が展示された２０フィート以上の大型船舶が４６隻に増えた。