三星のＳＷ・ＨＷを集約した「Ｂａｄａフォン」登場

三星（サムスン）電子の独自のモバイルプラットホーム「Ｂａｄａ」を搭載したスマートフォンが登場した。

同社はこのスマートフォン「Ｗａｖｅ」を２４日に英国・フランス・ドイツなどヨーロッパ市場で販売すると明らかにした。 昨年１２月に英ロンドンで「Ｂａｄａ」プラットホームを紹介してから半年後に出てきた初の「Ｂａｄａフォン」。

Ｗａｖｅは２月にスペイン・バルセロナで開催された「モバイル・ワールド・コングレス（ＭＷＣ）２０１０」行事で公開され、アップルのアイフォーン、グーグルのアンドロイドフォンと競争する準備を整えた。

三星電子の申宗均（シン・ジョンギュン）社長（無線事業部長）は「Ｗａｖｅは三星のソフトウエアとハードウエアの技術力を集めたもので、スマートフォンの大衆化時代を主導していくだろう」と期待を表した。

ヨーロッパ市場では３５０－４５０ユーロで販売される。 国内では来月から販売される予定。 価格はヨーロッパと違い一定期間のアフターサービスが含まれるため、ヨーロッパよりやや高い８０万ウォン（約６万円）台になると見込まれる。

三星は年内に販売するスマートフォン全体の３割をＢａｄａフォンが占めるとみている。 一方、三星はＷａｖｅの発売とともに、現在１０カ国にサービス中の三星Ａｐｐｓを約８０カ国に拡大普及することにした。

三星は１７日から「Ｂａｄａ開発者チャレンジ」を開催し、Ａｐｐｓコンテストを行う。 Ａｐｐｓ開発者の底辺確保のために準備された今回の国際コンテストは賞金総額が計２７０万ドル。