高齢化進む韓国、２０３０年にＧ２０の４大高齢国に

【ソウル１３日聯合ニュース】韓国は少子化と急速な高齢化で、２０３０年に主要２０カ国・地域（Ｇ２０）の４大高齢国となる見通しだ。

経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）は、Ｇ２０構成国のうちアルゼンチンとサウジアラビアを除く１８カ国について、総人口に対する６５歳以上人口の割合の推移を公表した。２０３０年のこの割合は日本が３１．８％で最も高く、ドイツ（２７．８％）、イタリア（２７．３％）、韓国（２４．３％）と続くと予想された。

韓国の高齢者人口比率は、１９７０年には３．１％で、Ｇ２０最下位だった。１９８０年は３．８％で１４位、１９９０年は１１位と上昇し、２０００年と２００５年はそれぞれ７．２％と９．１％で１０位を記録した。ことしは１１．０％、２０１５年は１２．９％で１０位を維持し、２０２０年は１５．６％で９位、２０２５年は１９．９％で８位、２０３０年は２４．３％で４位まで急上昇すると予想された。韓国の１９７０年から２０３０年までの比率上昇幅は２１．２ポイントで、日本（２４．７ポイント）に次いで急激に高齢化が進む国と分析された。

２０３０年の日本、ドイツ、イタリアは、１００年以上にわたる産業化過程を経て完熟期に入った先進国で高齢者福祉システムも整っているが、韓国は５０年間で急成長した新興国のため、超高齢社会を持ちこたえるのは難しいと予想される。

企画財政部関係者は、「今後の人口減少などで韓国は超高齢社会が懸念されるため、出産奨励策とともに、高齢者の雇用創出など、さまざまな対策を導入している」と話している。