［芸能］米国公演インスニ「夢をかなえようというメッセージを」

【ロサンゼルス９日聯合ニュース】歌手インスニが９日、米ロサンゼルスのノキア劇場での単独公演を前に、同胞に夢と勇気を贈りたいと語った。

インスニはニューヨークのカーネギーホールでの公演を成功裏に終え、大勢の在米同胞が暮らすロスに移動、この日、コリアンタウンにあるホテルで記者会見を開いた。旧正月前ということで、韓国の伝統衣装姿で現れたインスニは、故郷への気持ちを分かち合い、エネルギーを感じられる公演にしたいと話した。故郷とエネルギーは彼女が好きなものだ。「故郷という感情は互いに心を開かせることができるし、エネルギーはわたしがステージでできるすべての力だから」と説明した。

常に明るくパワフルなインスニも、デビュー３０年を優に超えた。３０歳以上も年下の歌手がひしめく中でもステージに立ち続ける力は、「歌う者としての自尊心」だった。後輩や若い世代のファンに、年をとっても歌い続けられるということを見せたかったのだという。この公演でも多くの人たちに、年は数字にすぎない、夢を成し遂げようと伝えるつもりだ。

インスニにとって、家族をはじめ多くの知人が住むロスだが、単独公演はこれが初めて。海外公演については、適当にするくらいならしないほうがましだという考えから、慎重な姿勢だった。昔のように郷愁を呼び起こすような公演をする時代は過ぎ、きちんとした公演でなければ同胞も失望すると考えている。

今回の米国公演は、彼女が望むことを満たし実現した。インスニは「ヒット曲が多くないので、公演に適した曲や観客が望むと思われる曲をすべて盛り込んだ」と言い、会場に足を運んで確認してほしいと呼びかけた。