中古車市場で日本車が値下がり

　トヨタ・ホンダの大規模リコールの影響で国内の中古車市場で日本車の価格が値下がりしている。

中古自動車専門会社ＳＫエヌカーによると、トヨタの大量リコール事態後、トヨタやホンダなど日本車の購入問い合わせが以前に比べて３割ほど減っているという。 価格も車種別に４０万−５０万ウォン（約３−４万円）ほど値下がりしている。 国内にはトヨタ・ホンダ・日産・三菱が進出している。

輸入が始まって間もないトヨタよりも、中古車市場で取引が活発なホンダのＣＲ−Ｖ・アコード・シビックなどが大きな影響を受けている。 ホンダは先月末、窓のスイッチの欠陥で世界で販売された「フィット」「ジャズ」「シティ」モデル６４万６台をリコールすると明らかにした。

ＳＫエヌカー輸入車売買センターのキム・ジテ所長は「普段は輸入車売買の問い合わせが一日に３０−４０件あり、このうち３分の１が日本車だったが、最近は日本車に対する問い合わせが大きく減った」と話した。

中古車業界の関係者は「大量リコール事態があればブランド価値が低下するため、中古車価格は事態が収拾されるまで落ちるしかない」と説明した。

現在、中古車価格（上級・オートマチック基準）はホンダのＣＲ−Ｖ（４ＷＤ−ＬＸ）０９年型が２９５０万ウォン、０８年型は２７５０万ウォン、 ０９年型シビック２．０は２４００万ウォン。 トヨタのカムリ２．５（０９年型）は３０４０万ウォン、ＲＡＶ４は２９４０万ウォンだ。

中古車サイト「カーズ」のマーケティング担当者は「トヨタ車種に対する国土海洋部の性能検査の結果に中古車相場が左右されるだろう」と述べた。