北、金剛山・開城観光再開のための接触を提案

北朝鮮が１４日、金剛山（クムガンサン）・開城（ケソン）観光再開を協議するための実務接触を政府に申し入れてきた。北朝鮮は朝鮮アジア太平洋平和委員会（委員長金養建）名義の通知文を統一部に送り「２６日と２７日、金剛山で観光再開のための南北実務接触を持とう」と明らかにした。北朝鮮は「金剛山観光と開城地区観光が１年６カ月も中断されているのは非常に残念なこと」と述べた。金剛山・開城観光は２００８年７月、金剛山で発生した韓国人観光客銃撃死亡事件により中断した。

北朝鮮は金正日（キム・ジョンイル）が昨年８月、玄貞恩（ヒョン・ジョンウン）現代グループ会長と会った席で、観光に必要な安全保障を約束するなど早急な観光再開を希望してきたが、政府は政府間協議が必要だという立場を見せてきた。実務接触が実現すれば観光客の身辺保障と再発防止などが論議されるものとみられる。千海成（チョン・ヘソン）統一部スポークスマンは「関係省庁間協議を通じて北朝鮮側の提案受け入れについてを綿密に検討する」と述べた。