「日本民主党」の圧勝に興奮した「韓国民主党」（１）

「日本の新しい変化」。日本の第１野党の民主党が衆院選で圧勝したことに対し、３１日、汝矣島（ヨイド）から共通した評価が出てきた。この機会に‘近くて遠かった’韓日関係が新たに築かれることを願うという期待感もある。

金炯オ（キム・ヒョンオ）国会議長が許容範（ホ・ヨンボム）報道官を通して「日本の政権交代でアジアで新しい秩序が形成される」とし「韓日関係も新しい関係が築かれる」という見方を示したのもこうした例だ。

与野党からは「新しい政府・与党になった日本民主党は時代の変化と要求に応じた成熟した姿勢を見せてくれると期待している」（ハンナラ党の尹相現報道官）、「日本の国民は新しい政権を選んだことで新しい時代を開いた」（民主党の盧英敏報道官）という論評が出てきた。

しかし内心をのぞいて見るとやや微妙な部分もある。与党は与党、野党は野党として独自の視点で日本の選挙結果を解釈しているからだ。

◇「日本の政権交代を歓迎」＝この日の民主党最高委員会議は、日本民主党が戦後初めて政権交代を実現したことでざわついていた。出席者全員が歓迎の言葉を述べた。

丁世均（チョン・セギュン）代表は「日本の政権交代を歓迎する。率直に言ってうらやましい」とし「３０余カ月の後、韓国でも同じことが起こると予感する」と主張した。

８月２９日に日本を訪問し、選挙現場を視察した宋永吉（ソン・ヨンギル）最高委員は「鳩山由紀夫代表の遊説場で変化を望む日本国民の情熱を目撃した」とし「私たちも政府・与党になるためには徹底した準備が必要だ」と強調した。

無所属の鄭東泳（チョン・ドンヨン）議員側もこの日、「７月２０日、鳩山代表が『鄭議員の助言を聞いて相互関係を強化し（韓日間）すべての問題の解決につながることを希望する』という内容の親書を送ってきた」と明らかにした。また「鳩山代表側が『選挙後に会えることを希望する』と伝えてきたので、適切な時期に会う計画」と付け加えた。

これに対しハンナラ党の趙允旋（チョ・ユンソン）報道官は「韓国の民主党は米民主党のオバマ大統領が当選した時も大げさに振る舞っていたが、今回の日本民主党の勝利に対しても全く同じだ」とし「党の名前は同じだが、米国や日本の民主党が議会でハンマーを振り回したという話は聞いたことがない」と皮肉った。