ＰＳＩ全面参加発表、来月の韓米首脳会談前を検討

【ソウル１３日聯合ニュース】政府が来月１６日に予定されている韓米首脳会談の前に大量破壊兵器拡散防止構想（ＰＳＩ）全面参加を発表する案を積極的に検討しているもようだ。
　ある政府筋は１３日、「ＰＳＩ全面参加方針はすでに定まっており、発表時期を調整してるが、やみくもに延ばすわけにもいかない」と述べ、遅くとも来月の韓米首脳会談前に発表する方向で考えていると明らかにした。米オバマ大統領がＰＳＩに格別の関心を示しており、同盟国としてこれに賛同する姿を見せる必要があるとの判断からとみられる。

　オバマ大統領はこれまで、大統領選挙当時の公約や４月のプラハでの演説でＰＳＩ制度化の必要性に言及したほか、今月１２日に開催されたオペレーション専門家会合では、世界のすべての国がＰＳＩに参加すること希望すると述べている。

　政府は先月４日の北朝鮮による長距離ロケット発射を機に、ＰＳＩ全面参加の方針を確定したが、発表については開城工業団地の韓国人労働者抑留事件など南北関係に及ぼす影響を考慮し、先延ばしにしている。