増える一人暮らし…「韓国はさびしい」

家族と離れ、一人で暮らす人が急増している。

統計庁が今月２０日に発表した「２００８年・韓国社会指標」によると、昨年、韓国の世帯数は総１６６７万３０００世帯に集計された。うち１人世帯数は３３５万７０００世帯で、前年に比べ５万９０００世帯（１．８％）増えた。５世帯のうち、約１世帯（２０．１％）が「１人世帯」であるわけだ。

依然として「夫婦と子どもが一緒に暮らす世帯」が６９６万５０００世帯（４１．８％）で、最も多かった。だが、世帯全体で占める割合は年々減っている。半面、一人暮らしまたは「結婚しても子どもを産まない家庭」が増えつづけ、１世帯当たりの家族数は２．７９人にとどまった。

また、１４歳以下の幼少年人口（８４５万８０００人）は１年間で２７万６０００人も減った。半面、６５歳以上の高齢者人口は５０１万６０００人（１０．３％）と、初めて全体人口（４８６０万７０００人）の１０％を超えた。

自ら命を絶つ人も急増している。０７年をベースに自殺者は人口１０万人当たり２４．８人で、糖尿病（２２．９人）を抜いて死因の第４位になった。１０年前までも自殺による死亡率は半分（１３．１人）の水準だった。第１位の死因は依然としてがんで、中でも肺がんによる死亡率が最も高かった。