たまごが正月のギフトセットとして復活

わらで縛った卵の包みを大切な方の家を訪問する際の贈り物として持って行った時代があった。そんな卵が大型スーパーでお正月ギフトセットとして登場した。

ロッテマートが発売を始めた３０個入りの卵のギフトセット価格は７９８０ウォン（約５４０円）。生後３０～４０週になる元気なニワトリが産んだ１等級の卵だ。現在この１等級卵は１個当たり２９８ウォン台で発売され、ギフトセットは正常価格より１０％程度安い水準だ。

鶏卵価格は１年前の同期間に比べて約６０％上がった状態だ。鳥インフルエンザ問題でニワトリが多数処分された上、韓国ウォンの価値下落で輸入飼料の価格が大幅に上がったため値上がりした。お正月を前にジョン（お好み焼き）を作ったり、雑煮を作ったりするのに必要なことから、需要が大幅に増えたのも鶏卵価格が過去最高を更新中の理由だ。

ロッテマートは昨年の秋夕（チュソク、中秋）のとき、初めて卵のギフトセット５００個をテストケースとして販売、完売した。今回は卵のギフトセットを買い求める人が増えるとみて秋夕時より６倍多い３０００セットを準備している。発売前から友の会の会員らから「卵のギフトセットが今回も発売されるか」といった問い合わせも続いている。ロッテマートのユン・ビョンスＭＤ（商品企画者）は「隣人と親戚らにする贈り物として肉類より安く、生活に必要な物品を購入する人々が、復古型ギフトセットである卵を買い求めている」と話している。