失業者の就職支援、来年は１兆ウォン投入

【ソウル２４日聯合】失業者の再就職に向け、来年１年間に１兆ウォン（約６８２億円）以上の予算が投じられる。労働部は２４日、保健福祉家族部、女性部、国家報勲処とともにこうした内容の２００９年業務計画を報告した。
　それによると、来年は雇用安定の目的だけで総額５兆４４８４億ウォンの予算が投じられ、このうち１兆７２９億ウォンを失業者の就職あっせんや職業トレーニングに活用する。失業者の大量発生に備え、失業者職業トレーニングの対象者をことしの９万人から来年には１５万２０００人に増やし、トレーニング中の生活費も貸し付ける。中小企業を対象に人材不足現況を把握してデータベースを構築、意欲の高い失業者に優先的に仕事をあっせんする。

　労働部は来年も失業給与の財源として総額３兆３２６５億ウォン（１２１万人対象）を確保したのに続き、雇用事情が悪化すれば「特別延長失業給与」（２カ月期間延長）給付も検討する。また失業者だけでなく、企業で働く労働者らが雇用を維持できるよう、職業トレーニングの実施を条件に雇用維持支援金の支給期間を現行の１８０日から２７０日に延長する。