航空機の機内食にも「韓流熱風」

大韓航空とアシアナ航空が機内食として提供する韓国伝統料理が健康食と知られると大きな人気を呼んでいる。

２４日、航空業界によると大韓航空が米州とヨーロッパ、大洋州、東南アジア路線で機内食としてサービスしているビビンパは、全メニューのうち基本搭載率が６０％で、最近『宮廷女官チャングムの誓い』など国外輸出ドラマの影響で外国人にも好評を博している。機内食でも韓流熱風が吹いている様相だ。

大韓航空の機内食ビビンパは１９９７年からサービスされ、１９９８年、国際機内食協会の大賞「マーキュリー賞」を受賞している。世界的歌手であるマイケル・ジャクソンは１９９８年に韓国を訪問した際、大韓航空の機内食ビビンパを食べてから、国内滞在中、ホテルで終始ビビンパばかり食べていたというエピソードもある。

内外国人乗客たちにビビンパ人気がますます高くなっているのは品質改善を通じて西洋人たちの好みを反映し、栄養価の高い最近のウェルビーング嗜好を狙い、健康食としての機能が広く知られているからだ。

米国東部路線で提供される大韓航空のビビムそうめんの人気も根強い。既存の機内食カロリーの半分程度である４５０キロカロリーと低カロリーで、しこしこした歯ざわりのビビムそうめんの搭載率も６０％を上回っている。

アシアナ航空が米州とヨーロッパ路線で提供中の栄養サムパプ（焼肉の野菜包み）も乗客の人気により定着した。焼肉と９種の野菜、くるみ・松の実・ピーナッツ・カボチャの種・ひまわりの種など堅果類を細かくひいて作った味噌とともに提供される栄養サムパプ（焼肉の野菜包み）は乗客の７０％以上が希望するほどに賛辞を受けている。アシアナの栄養サムバブ（焼肉の野菜包み）は国際機内食協会（ＩＴＣ）が授与する「マーキュリー賞」飲食品部門最優秀賞である金賞を受賞した。

ソウルを出発するアシアナファーストクラスの乗客に提供される宮廷料理（７菜）も乗客の７０％が希望するなど人気が高い。このメニューには基本のおかず７種に焼き魚とあわびの蒸し物などが主にサービスされる。

大韓航空関係者は「最近国外で韓国の伝統料理が健康食だと認められ、機内食として提供中の韓国料理が人気を呼んでいる。世界的に認められるビビンパの品質をずっと高めるとともに、新たな韓国料理の代表メニューも開発していく」と話している。