外国人勤労者１０００人余りに医療奉仕

忠南牙山の順天郷（スンチョンヒャン）大学ソ・ギョイル総長を中心に構成された同校医療奉仕団２０５人は１９日、忠南天安市総合運動場噴水広場をはじめとし、全国４カ所で外国人勤労者１０００人を対象に医療奉仕活動を行った。

この日、医療奉仕活動は天安とソウル衿川区加山洞の住民センター、京畿道安山市元谷洞聖堂、慶北亀尾市松亭洞カトリックセンターで行われた。

診療には同大学のソウル、富川、天安、亀尾病院など ４つの総合病院医療陣が参加した。診療分野は内科・産婦人科など１０分野だった。

同病院はこれまで個別に行ってきた医療奉仕活動を建学３０周年を迎え、医療死角地帯に置かれた外国人勤労者のために同時診療を始めた。診療を受けたネパール出身デネスさん（３０）は「普段、消化不良で苦労していたが、病院に行きたくても時間がなかった」とし「無料で診療を受けることができる機会があり、どんなにありがたいかわからない」と話した。

診療に参加したソ総長は「国内に滞在している外国人勤労者たちは病院へ行けば簡単に治るのに診療そのものを受けることができないケースが多い」とし「今回の診療を通じて国内で働く外国人勤労者たちの体と心を同時に治せることを期待している」と話している。