『エデンの東』、視聴率１０％台でスタート

視聴率期待及ばず

ＭＢＣ『エデンの東』（脚本ナ・ヨンスク、演出キム・ジンマン）が２６日、１、２話連続放送で１０％台序盤の視聴率を記録した。

２５０億ウォンの制作費が投入された大作『エデンの東』は、本来初回放送が予定されていた２５日にスペシャル番組を放送、２６日に１話と２話を連続して放送する変則編成で機先制圧に出た。

しかし結果的に期待にはやや及ばなかった。１話は１０．９％（以下ＡＧＢニールセンメディアリサ−チ）を記録し、２話は１１．５％だった。ＳＢＳ『食客』が２０．９％の視聴率で同時間帯の１位を死守、ＫＢＳ『恋愛結婚』は８．８％で前日の７．９％からやや上昇した。しばらく沈滞の沼から脱け出せなかったＭＢＣドラマの復活を導くものと期待を集めた『エデンの東』は１話と２話で波乱に富む韓国現代史を扱う叙事劇の幕をいい形で開けたという評価を受けた。

７０年代、江原道炭鉱地域を背景に資本主義財閥と労働者階級の対立を描き、これから起こる事件に対する糸口も示した。

このほかチョ・ミンギ、イ・ジョンウォン、イ・ミスクらが安定した演技で序盤を率いた。主人公ソン・スンホンは１話の序盤で登場、強い存在感を示し、５話以後、本格的に展開されるストーリーに対する期待を高めた。

しかし大作に対する期待感が高かったせいなのかやや失望したという反応もあった。時代的背景の感覚がつかみにくい点や、やや展開が重く遅いという声も聞かれた。