大邱西区庁、半ズボン＋サンダルで「省エネ軽装」

２日連続して日中の最高気温が３３度以上となり、猛暑注意報が発令された１６日昼の大邱市西区（テグシ・ソグ）庁前。昼食時間、区庁の外に出てきた職員の中には膝までの短いズボンにＴシャツ、サンダルや運動靴姿の男女職員がいた。

西区庁が１５日から内勤で本人が望む場合、半ズボンなど軽装での勤務を認めたことにより現れた風景だ。原油高時代を迎え、省エネのために考案したアイデアだという。

区庁経済課のホ・ジョンフンさん（３７）は「半ズボンのおかげで体感温度が２−３度低くなったようだ。とても涼しく感じる」とし「おかげで業務の能率も上がった」と話した。

この日、区庁の各事務室の温度計は政府の指針通り２７度を維持した。１５日、政府の原油高対策が施行される前の２４度に比べ、２度以上上がった。あちこち動きまわると汗が出るほどだ。

区庁は、徐重鉉（ソ・ジュンヒョン）区庁長の検討と指示により行った職員対象のアンケート調査で、賛成が６３％、反対が３５％だったことから軽装での勤務を認めた。西区庁によると施行初日の１５日に３０人、１６日にはおよそ５０人が半ズボン、運動靴、サンダル姿で出勤した。

この姿に対する区民の反応は分かれている。区庁を訪れたキム・チョンニョンさん（４０、大邱市流川洞）は「短すぎるのでなければ、軽装で働く方のが良いのでは」と賛成。一方、あるネットユーザーは区庁のホームページに「“東方礼儀之国”といわれる国のイメージと公務員の道理にかなわない」と指摘した。