韓国のガソリン価格対比軽油83%…英国101%で最高、日本は85%

韓国石油公社のオイル価格情報サイト「オピネット」によれば２３日の全国のガソリン平均価格は１リットル＝１４０４．３ウォン、軽油は１リットル＝１１８０．７ウォンで２２３．６ウォンの差が生じる。ガソリンと軽油の価格差の大部分は交通エネルギー環境税から来ている。交通エネルギー環境税はオイル価格と関係のない従量税で、ガソリンは１リットルあたり５２９ウォン、軽油は３７５ウォンがつく。残りは交通エネルギー環境税と原油価格と連動する関税や付加価値税で差が広がる。

ガソリンと軽油に決められている税制の骨格は２００４年第２次エネルギー税制改変案の時に決まった。車両用燃料価格の比率をガソリン１００：軽油７０だったのを２００７年からガソリン１００：軽油８５に上げようという内容だった。すると軽油車を主に使っている貨物連帯が激しく反発した。

政府は軽油価格を上げる代わりに年２兆ウォン（約１兆９０００億円）に達するオイル価格補助金を貨物業界に出すことにした。税制政策を管轄する企画財政部が軽油価格の引き上げによって軽油車の縮小を引き出しにくいと主張する理由だ。税金の引上げによって軽油価格を上げても、いずれ補助金として戻さなければならないからだ。

政府は、経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）主要国に比べてガソリン対比軽油価格が低い水準ではないという点も強調している。韓国石油公社によれば５月第２週基準で韓国のガソリン対比軽油価格はＯＥＣＤ主要２３カ国中１６位水準の８３％を記録した。ガソリン対比軽油価格が最も高い国は英国（１０１％）で最も低い国はニュージーランド（６１％）だと分かった。日本（８５％）も韓国より高い水準だ。