<2016ジュネーブモーターショー>現代自動車「アイオニック」３モデルをを公開

現代（ヒョンデ）自動車が３日にスイスで開幕する「２０１６ジュネーブ国際モーターショー」で親環境専用モデルである「アイオニック」３モデルすべてを初めて公開する。ハイブリッドカーとプラグインハイブリッド（ＰＨＥＶ）、完全電気自動車（ＥＶ）モデルを同時に公開するものだ。

これに先立ちハイブリッドモデルは今年初めに韓国で発売されたが、今回は残り２つのモデルまで舞台に上がる。

ドイツのＢＭＷも今回のモーターショーで７月から自社のプラグインハイブリッドカーに付ける予定の「ｉパフォーマンス」の名称を付けた「ＢＭＷ７４０ｅ　ｉＰｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ」などを大挙出品する。性能は基本で、親環境性能まで高めた。

今年のジュネーブモーターショーには３０カ国余りから約２００社が参加して技術力を競う。最大の特徴は「エコカーの角逐戦」だ。最近の原油安でエコカー人気は停滞しているが、長期的にはハイブリッド・電気自動車などが自動車業界の発展をリードするだろうという見方に異論はないからだ。

現代自動車がアイオニック３銃士を前面に出したのも同じ理由からだ。アイオニック電気自動車は最高出力１２０馬力（８８キロワット）、最大トルク３０．０ｋｇｆ・ｍの性能を誇る。最高速度は時速１６５キロメートルで「電気自動車は遅い」という認識を覆すものと期待される。外部から充電可能なプラグインハイブリッドモデルはバッテリー容量などを大幅に強化した。

起亜自動車もやはり小型ハイブリッドスポーツユーティリティーカー（ＳＵＶ）の「ニロ」と「Ｋ５プラグインハイブリッド」を代表選手として登場させる。リッター２１．５キロメートルの燃費を誇るニロは７～９月期に欧州に輸出する予定だ。

双竜自動車の代表選手は「ティボリ」を伸ばした「ティボリ・エアー」（現地名・ＸＬＶ）と、ティボリをベースに開発したハイブリッドコンセプトカーの「ＳＩＶ－２」だ。

今回の行事には鄭義宣（チョン・ウィソン）現代自動車副会長と崔鍾植（チェ・ジョンシク）双竜自動車社長をはじめ韓国の自動車メーカー関係者らも訪れた。現代自動車は「グローバル自動車業界の発展を主導する欧州で技術変化の方向を見極め、現地販売を促すためのもの」と説明した。