2016年上半期中に明洞全域、禁煙区域に

2016年の上半期中に 明洞(ミョンドン)と武橋洞(ムギョドン)一帯が禁煙区域になる身通しだ。韓国で特定地域全体が禁煙になるのは初めて。

ソウル市は2日、上半期(1月～6月)中に 明洞(ミョンドン)と武橋洞(ムギョドン)一帯を全面的に「室外禁煙地域」とすると発表した。この２つのエリアはソウル中心部でも代表的な商業地域であり、多くの企業が集まるオフィス地域でもある。

現在、ソウル市各地ではバス停留所、地下鉄出入口付近が禁煙区域に指定されていることが多いが、その場所を離れると喫煙が可能となる。そのため間接喫煙や歩きタバコの問題は依然改善されないどころか、むしろ悪化しているという調査結果もある。従って、特定の建物や一部区域に限定するのではなく、より広範囲に禁煙区域を設定しようというのが今回の試みである。

その代わり30平方メートルに1箇所の割合で「喫煙ブース」が設置される見込みだ。

ソウル市によれば明洞、 武橋洞の試験施行後、2018年末までに鍾路(チョンノ)、南大門(ナンデムン)、駅三(ヨクサム)など市内20箇所まで禁煙区域を拡大するとの計画だ。