チェ・ミンスが被害男性に謝罪、和解へ

70代の男性を暴行した疑いをめぐり攻防を続けた俳優崔民秀（チェ・ミンス）と被害者の男性が劇的に和解した。

被害に逢った男性によると、チェ・ミンスは２８日、ユ氏が入院中のソウル順天郷（スンチョンヒャン）病院（竜山区漢南洞）を予告なしに訪れた。チェ・ミンスは頭を下げて「面目ない。無礼で乱暴な行動について、心からお詫びしたい」とし、丁寧に謝罪した。

男性はチェ・ミンスの背中を優しく叩きながら「すまない。有名人であるために事が大きくなった。なかったことにしよう」とし、謝罪を受け入れた。２人は男性の実弟と息子、娘が見守るなか軽く抱きあい、あいさつを交わした。対面の時間は非常に短かったが、これまで双方にあった感情のわだかまりはたちまちにして消えた。

24日にひざまずいて謝罪する記者会見以降、外出を控えていたチェ・ミンスは、27日にマスコミが報じた「直接来て、心から謝罪するならば許す考えだ」という男性のメッセージに注目したものとみられる。和解の現場を見守った男性の弟は「そばで謝罪する姿を見て、チェ・ミンスさんが不憫に見えた。兄も同じ考えだったのだと思う」と付け加えた。

これにより暴行容疑で書類送検されていたチェ・ミンスは、ひとまず円満な解決が期待できることとなった。

一方、同事件を捜査中の竜山（ヨンサン）警察署は、双方の和解について「双方の合意とは関係なく、警察の捜査は続くだろう。場合によっては再び出頭させて取り調べることもあり得る」と述べながらも「しかし双方が対話を通じて円満に和解しただけに、捜査過程である程度情状を酌量することはできるだろう」という立場を示した。