世界軍縮・不拡散専門家、ソウルで北朝鮮核問題など議論

外交部と国連軍縮室が７、８日、ソウル新羅ホテルで「より安全な世の中に向けた未完の課題」をテーマに軍縮・不拡散会議を開催する。会議には政府、国際機関、学界、研究所など国内外の軍縮・不拡散専門家および駐韓外交団など約１３０人が出席する。▼イラン・北朝鮮核問題・ミサイルなど地域イシュー▼宇宙安保▼核安保－－などを議論する予定だ。

外交部の関係者は「今回の会議では特にイラン核合意（ＪＣＰＯＡ）の含意および効果的履行案に関する意見交換と、北の持続的な核プログラムおよび弾道ミサイル開発推進に対する国際社会の対応案などが議論されると予想される」と説明した。

韓国政府からは辛東益（シン・ドンイク）外交部多者調整官をはじめ、外交部、国防部、産業部など関係部処の担当官が出席する計画だ。

国際機関からは共同主催者である国連の金垣洙（キム・ウォンス）高位軍縮代表代行、ラッシーナ・ゼルボ包括的核実験禁止条約機関（ＣＴＢＴＯ）準備委員会事務局長、シモネッタ・ディ・ピッポ国連外気圏事務所長が出席する。

外国政府からはオランダのピエト・デ・クラーク・ミサイル技術管理レジーム（ＭＴＣＲ）議長、ロシアのアンドレイ・ベロソフ外務課長、中国のウジエンジエン外務課長らが訪韓する。スコット・スナイダー米外交協会研究員、セイド・ホセイン・ムサビアン米プリンストン大学ウッドロー・ウィルソンセンター研究員、ション・ディンリ中国復旦大学教授、鈴木一人北海道大学教授など学界の専門家も多数参加する。

韓国・国連軍縮・不拡散会議は２００１年に韓国の国連加盟１０周年を迎えて国際ワークショップ形態で初めて開催され、今年が１４回目となる。毎年年末に１年の軍縮・不拡散分野の主要争点を選定して集中議論するアジア太平洋地域の年次会議として進行されている。