韓国旅行「コネスト」 【旅行】俗世の荷物下ろして自分を探しに…外国人にも人気の韓国テンプルステイ。韓国の旅行ニュース
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【旅行】俗世の荷物下ろして自分を探しに…外国人にも人気の韓国テンプルステイ

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自然の中で自分自身を振り返り、休息も取れる「テンプルステイ(Templestay)」をする人々が増加している。JTBC人気トークバラエティ番組『非首脳会談』で自分の主張を前面に討論を繰り広げる「米国代表」マーク・テット(35)と「ロシア代表」ベリャコフ・イリヤ(33)もソウル恩平区(ウンピョング)の津寛寺(チングァンサ)を訪れた。美しい秋の情緒を感じながら、半日間、山寺に留まった彼らに同行した。

◆心の安息所、テンプルステイ

「『あなたの人生はどうなのか』という僧侶の質問に目を閉じて考えることになり、『私の人生の監督者はお金や周辺の人々ではなく自分自身』という言葉に感動して笑顔になった」。マークの言葉だ。

マークとイリヤの体験は、着ていたジーンズとシャツを脱いでたっぷりとした灰色のズボンと茶色のチョッキを着ることから始まった。コメ粒ひとつも残さずすべて食べる鉢盂供養(パルウコンヤン、普段僧侶が決まった規則に沿って取る食事)時間。僧侶の竹篦(しっぺい)による合図に合わせて鉢盂(器)を取り出し、おかずを載せてゆっくりご飯をいただく。一言も発することのできない厳粛な雰囲気に、2人の男は「私の人生で最も厳しい食事の席だった」と吐露した。

津寛寺の住持・ケホ僧侶と向かい合って茶を飲む時間に続いた。深く淹れた茶の色を確認して上唇が茶に触れるか触れないかの距離まで茶杯を顔に近づけ、香りを嗅いで茶を吟味する。温かいお茶一杯をゆっくりすすりながら、近況についてのいろいろな話が行き来した。

その後のあぐらをかいて瞑想した後、寺院を散策しながら僧侶から高麗時代に建てられた寺院の歴史について耳を傾けた。汗を流しながら数十回のお辞儀をしたことを最後に、半日のテンプルステイ体験が終わった。再び普段着に着替えたマークとイリヤに、テンプルステイの体験に点数を付けるとするなら何点になるか尋ねてみた。記者の心配とは裏腹に、2人は口をそろえて「5点満点のうち4点、星4つ」と言って満足気な表情だった。

マークは「しばらく忘れて過ごしていた『感謝すること』について考え直すきっかけになった」とし「ご飯を食べる前に挨拶し、残さず食べて器を再び棚に戻す時も頭を下げて挨拶するところが印象深かった」と話した。

イリヤは「『パルリパルリ』でなければならない日常生活とは違い、時間が止まった空間みたいだった」とし「僧侶の足取りに合わせてゆっくり歩き、ゆっくりご飯を食べ、茶を飲みながら久しぶりに周辺を見回し、改めて自分自身のことを考え直すことになった」と伝えた。



◆自然の中で瞑想にふけって

テンプルステイは寺院(Temple)で一定期間留まる(Stay)ことを意味する。寺院で半日、一日あるいは二日、長い場合には一週間滞在しながら山寺の生活を体験する。2002年慶尚北道金泉(キョンサンブクド・キムチョン)の直指寺(チクチサ)で始まったテンプルステイは全国的な人気に乗って現在は寺院120カ所余りで運営されている。

プログラムは大きく4種類に分かれる。寺院で1泊2日滞在して仏教文化を体験する「仏教文化体験型」、寺院の自然と文化環境を通じて心の安息を得る「休息型」、20人以上の団体が日程を組んで申し込む「団体型」、宿泊しないで半日ほどのプログラムを体験する「デイリー型」などだ。

最近になって基本的な寺院文化プログラムの他にも異色の体験プログラムを運営するテンプルステイも多くなった。金山寺(クムサンサ)〔全羅北道金堤市(チョルラブクド・キムジェシ)〕は偶数月の最終土曜日に小さなトークコンサートを開く。有名人や芸術家などが自身の人生について話をし、参加者の悩み相談にも乗る。骨窟寺〔コルグルサ、慶尚北道慶州市(キョンサンブクド・キョンジュシ)〕では僧侶から伝統武芸を学ぶこともできる。武芸を習った参加者は寺院の後にある岩に登って一緒に武芸をやりながら精神を鍛錬することができる。瑞光寺〔ソグァンサ、忠清南道瑞山(チュンチョンナムド・ソサン)〕では囲碁対局もできる。参加者は僧侶から囲碁を学び他の参加者と囲碁対決ができる。

テンプルステイ体験者は仏教徒でなくても大丈夫だ。一般的に、プログラムは自分の人生を振り返りお茶一杯の余裕を楽しむという内容だ。忙しい都市生活を離れて少しの間だけでも自然を感じて自分自身について考える余裕と時間をもつようにする。費用は1泊で平均5万(約5250円)~7万ウォン、7泊で平均30万ウォン前後で、寺院で衣食住の面倒を見てくれるので寺院文化まで楽しむことができる。

テンプルステイに訪れる人は毎年増加している。韓国仏教文化事業団によると、2013年テンプルステイ参加者数は2012年より9.5%増えた。関係者は「従来はテンプルステイに訪れる人々は40~50代の女性が大部分だったが、最近ではヒーリング志向の20~30代のサラリーマンが友人や恋人と一緒にちょっと変わった思い出づくりのために訪れるケースが増えた」と説明した。通常、テンプルステイは週末に行われるため、平日に会社生活をして週末にしばらく寺院で休んでいく人が増加しているという。

特に寺院に訪れる外国人もぐんと増えた。2014年外国人訪問者数は2013年より21.1%多くなった。このため、僧侶が英語でテンプルステイのプログラムを進める寺院も20カ所余りに達する。
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2015年11月18日 13:56
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