全国のガソリンスタンドの石油価格がインターネットで公開される。消費者はわざわざ足を運ぶことなく安いガソリンスタンドの位置を知ることができる。
知識経済部は14日、全国のガソリンスタンドのガソリンや軽油などの価格情報を提供する「ガソリンスタンド総合情報提供システム」(www.opinet.co.kr)を15日、午前9時からスタートさせると発表した。クレジットカードで決済すると、金融通信ネットワークを通じて価格情報を収集、全国約1万2000軒のガソリンスタンドの石油価格をリアルタイムで公開する。価格を公開することによってガソリンスタンド間の価格引き下げ競争を誘導し、消費者の選択肢を増やそうという試みだ。
4月第2週目、ソウル地域のガソリンの場合、最高価格は1リットル当たり1,825ウォン(約188円)。一方で最低価格は1,629ウォン(約168円)で196ウォン(約20円)の差があった。軽油は最高価格が1,729ウォン(約178円)、最低価格は1,517ウォン(約156円)で212ウォン(約21円)の差があったと知識経済部は説明した。
同サイトは価格情報のほかに、該当するガソリンスタンドの割引、洗車、整備など付加サービスの情報も得られるようになっている。また地図情報サービスを利用し、市・郡・区別の最高・最低価格と平均価格情報、出退勤区間や高速道路など特定区間別のガソリンスタンド販売価格の情報なども提供する。
経済知識部は今後、インターネットサイトで精油会社のガソリンスタンド供給価格を公開する予定で、インターネットだけではなく携帯電話などを通じても情報を提供する。しかし一部のガソリンスタンドは「精油会社がガソリンスタンドに販売する価格を先に公開すべきだ」と反発し、公開を拒否している。経済知識部の成始憲(ソン・シホン)石油産業課長は「これからも説得を続けていくが、最後まで価格公開を拒否した場合には罰金を課す計画だ」と話した。
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