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双竜建設、ドバイ投資庁に買収される

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韓国建設業界に中東投資家の「ラブコール」が相次いでいる。アラブ首長国連邦(UAE)の国富ファンドであるドバイ投資庁(ICD)とサウジアラビアの国富ファンドであるパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が相次いで韓国建設業者を買収したり持分買取に乗り出した。ICDは施工能力19位である双竜(サンヨン)建設を買収することを決め、29日に本契約を交わした。買収金額は2000億ウォン(約215億円)前後となる。ICDはアブダビ投資庁(ADIA)に続くUAEの2大国富ファンドで、運用資産が1600億ドルに達する。手続きが順調に終われば、ICDは3月頃ごろ双竜建設の新しい主人になる。中東資本が国内建設業者を買収するのは今回が初めてだ。

PIFはポスコ建設(業界3位)の持分40%を買い取るためにポスコと交渉中だ。業界によれば買取価格は約9100億ウォン規模だ。ポスコ建設関係者は「現在、議論している段階なので売却規模や時期などはまだ確定していない」と話した。ポスコは昨年6月PIFと「包括的相互協力に関する了解覚書(MOU)」を締結した。中東のオイルマネーが国内の建設会社に関心を持つのは国内企業が現地で大規模な工事を引き受けながら優れた技術力を発揮したおかげだ。特に双竜建設はドバイの3大ホテルであるグランドハイアットホテルとエミレーツ・タワーホテルを施工して現地でも認知度が高い。海外建設協会のチョン・チャング金融支援処長は「中東資本が開発だけでなく施工能力が優れている国内建設会社の投資性を高く見積もっているとみられる」と話した。

中東資本の「満潮」は韓国建設業者にも「一挙両得」のチャンスになる見通しだ。財務健全性を高めて経営を正常化できるだけでなく、中東資本が投資した海外事業場の建設を引き受けて海外建設市場での競争力も高めることができるためだ。韓国建設産業研究院のキム・ミンヒョン建設政策研究室長は「投資家と国内建設業者ともにWin-Winとなるには引き受け過程で国内技術の海外流出を防止し、投資がしっかりと保証される案を講じなければならない」と指摘した。
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2015年01月30日 16:57
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