チャン・グンソクさん　ファンに脱税疑惑を謝罪

【ソウル聯合ニュース】域外脱税とこれに伴う追徴金納付疑惑が明らかになった韓国の俳優兼歌手のチャン・グンソクさんが１８日、ファンがつくるコミュニティーサイトで謝罪した。

　チャンさんは「理由がどうであれ良くないニュースが伝えられ、その問題の中心に自分の名前があるということをお詫びしたい」とする文章を寄せた。突然こうした状況になり大変困惑し、ただひたすら申し訳なく思うと述べた。また、「自分自身に対し恥ずかしい人間にはなるまいと常に心がけ、必死に生きてきたのに」と、悔しさもにじませた。

　チャンさんはこの問題のために、韓国のケーブルテレビ、ｔｖＮのバラエティー番組「三食ごはん～漁村編」（原題）を降板した。チャンさんは充実していた撮影を振り返った上で、降板に落胆する気持ちを明かし、番組を心待ちにしていたファン、共演者や制作側にも謝った。

　関係当局によると、ソウル地方国税庁は昨年６月から約半年、チャンさんと、中華圏でのチャンさんの活動を仲介する芸能プロダクションに対する税務調査を実施し、合計数十億ウォン（数億円）台の追徴金を徴収したとされる。

　これに対しチャンさんの所属事務所は「会社の問題であり、チャン・グンソク個人の問題ではない」と釈明した。しかし、同社はチャンさんの母親が代表を務める個人事務所のため、説得力に欠けるとの意見も出ている。