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風景写真の著作権は本当にないのか=韓国

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「手の代わりに足がはれるほど対象を探し歩く」。

数年前、松の写真家ペ・ビョンウ氏(65)に写真をうまく撮る方法を尋ねると、すぐに返ってきた答えだった。彼は30代の時から伝統に関心を持って澗松(カンソン)美術館に10年間余り出入りしていた。李氏朝鮮の画家・鄭ソン(チョン・ソン)の眞景山水画の中に松を再発見して1984年から松を撮り始めた。

ペ氏のこのような答えは今後も有効だろうか。先月4日ソウル高等裁判所は「松島のように固定された自然物や風景を対象にする場合、誰が撮影しても同じか類似の結果を得るほかはなく、その創作的表現の範囲が非常に制限されるため幅広い保護を付与することはできない」という判決を下した。風景写真の著作権を認めなかったのだ。

発端はこうだった。英国の写真家マイケル・ケンナ(Michael Kenna)氏は2007年、江原道三陟市(カンウォンド・サムチョクシ)の島を撮影した。「松島(Pine Trees)」という題名のこの写真は、島の存在を広く知らしめるのに寄与した。韓国内でケンナ氏を代理するコン・グンヘギャラリーは2011年に放送された大韓航空の広告の中の写真がケンナ氏の「松島」を盗作したものだとして3億ウォンの損害賠償を請求した。大韓航空は「アマチュア写真家を対象に旅行写真公募展を開き、その応募作で作った広告」と対抗した。コン・グンヘ代表は昨年3月の1審に続き控訴審でも再び敗訴した。

法理的判断は終わったが疑問は残る。松島の広告は原作の使用価格が負担になって、模作でこれに代わる方法を使ったという疑惑を受けた。松の写真も2011年にハイニックスの広告で似たような形で使われペ・ビョンウ氏側の抗議で広告が中断された。「松島事件」はこうした問題が初めて法廷まで行ったケースだ。

韓国内の代表的な風景写真家としてペ氏は今回の裁判に注目した。控訴審に「私を模倣した類似作品が純粋に、あるいは広告作業の中に登場した時は虚脱感を覚えます。32年以上、松や韓国の風景イメージを新たに解釈して表現した作家にとって大きな挫折を抱かせるからです」という直筆の意見書を出したのも、そのためだ。彼が撮った松の写真は、慶州王陵で多くのアマチュア写真家たちがそれに従って撮ったものと別待遇を受けられるだろうか。

現在フランスのシャンボール城を撮影中の彼は「あの人たちはフランスにシャンボール城を撮る写真家がいなくて私に依頼したのだろうか。アイデアを重視し、創作者の権利を保護することがこれまで後発ランナーとしてコピーに汲々としてきた韓国が先進国へ向かうターニングポイントになるだろう」と話した。

コン・グンヘギャラリーは翌月「『ありふれた風景写真』の2人の巨匠展」という題名でケンナ氏とペ・ビョンウ氏の2人展を開き、2人の対談を企画している。
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2015年01月15日 17:12
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