ニコン「韓国での売上高、1300億ウォン目標」

　ニコンイメージングコリアの山口典明社長は２２日、「前会計年度（０６年４月−０７年３月）は９００億ウォンの売上高目標を達成し、韓国デジタルカメラ市場で３位になった」とし「今年は４０％増となる１３００億ウォン（約１８０億円）超の売り上げを目指す」と述べた。

昨年４月の韓国法人設立と同時に韓国に赴任した山口社長は「昨年１２月から３カ月連続でシェア１位になったレンズ交換式高級デジタルカメラＤＳＬＲ部門の善戦を基礎に、今年はコンパクトカメラに集中する予定」と付け加えた。 昨年６％だった同部門のシェアが今年に入って１０％を超え、見通しは明るい、という説明だ。

山口社長は「来月で設立９０周年を迎えるニコングループは光学機器事業に集中し‘職人がつくる高級製品’というイメージを築いた」とし、「これを引き継ぎ、今後も自然な色を表現することに力を注ぐ」と語った。

日本とは違い２０・３０歳代の人口とオンライン市場の比率が高い韓国の特性を勘案し、ニコンは歌手ピ（Ｒａｉｎ）などスターを活用しながら認知度アップを図る方針だ。

キム・チャンウ記者