韓日議員による親善囲碁大会　来年１月に１１年ぶり開催

【ソウル聯合ニュース】韓国与党セヌリ党の元裕哲（ウォン・ユチョル）国会議員は２８日、報道資料を通じ来年１月にソウルで日本の国会議員と親善友好囲碁大会を開催すると発表した。両国の国交正常化５０年に合わせて開かれるもので、実現すれば１１年ぶりとなる。

　韓国国会の囲碁会の会長を務める元議員が２５日に訪日した際、囲碁文化振興議員連盟会長の菅直人元首相と開催で合意したという。小川勝也参院議員（民主党）、後藤田正純衆院議員（自民党）らが名を連ねる同連盟の議員と韓国の与野党議員が対戦する。

　同大会は１９９９年に日本で初めて開催された。０４年まで毎年、韓日持ち回りで開かれたが、政治的な理由などで中断した。

　元氏は「来年の国交正常化５０周年に合わせて開催される大会が今後の両国議会の文化・スポーツ交流拡大につながり、議員が中心となって韓日関係を改善したい」とコメント。菅氏らによって日本が慰安婦問題で責任ある立場を取るよう安倍政権に伝えてほしいとも話している。

　菅氏は囲碁大会について、議員外交により関係改善に寄与できるよう期待していると話したという。

　元氏は韓中日３カ国による親善友好囲碁大会の開催も推進するとしている。