厳重警戒の中で兪炳彦会長の葬儀、４０００人が集結

清海鎮（チョンヘジン）海運の兪炳彦（ユ・ビョンオン）会長の葬儀が京畿道安城（キョンギド・アンソン）の錦繍院（クムスウォン）で３０日から２日間の日程で行われた。６月１２日に全羅南道順天（チョンラナムド・スンチョン）の山中で遺体で発見されてから８０日ぶりだ。この日午前、キリスト教福音浸礼会（救援派）の集団居住施設である錦繍院には信徒を乗せた貸切バスと個人車両が集まった。救援派側は４０００人余りの弔問客が訪れたと明らかにした。

葬儀は徹底した保安の中で進められた。一般人の出入りは徹底的に遮断された。許可証を持つ信徒も「所属地域の総務はだれか」など警備員の質問に正確に答えられなければ入場が認められなかった。警備人員は普段より２倍以上に増え、電動カートに乗って錦繍院周辺を回る巡回チームもいた。

兪会長の葬儀は２日葬で行われ、殯所は錦繍院講堂に設けられた。遺影の後の大型スクリーンには彼が講演した姿の動画が映し出された。前日に５２時間の拘束執行停止で拘置所から出てきた兪会長夫人のクォン・ユンジャ氏と長男の大均（デギュン）氏、弟のビョンホ氏らが殯所を守った。警察は彼らに密着して監視していると明らかにした。

葬儀委員会は２０人前後で構成されたとされる。今後救援派を率いて行く人たちが葬儀委員を務めたのではないかという世間の推測と関連し、救援派のイ・テジョン広報担当は、「葬儀委員会と後継構図を結びつけて解釈するのは控えてほしい」と話した。ある信徒は、「救援派医療関係者協会代表のク・フェドン氏が葬儀委員長を引き受けたと承知している」と話した。兪会長の告別式は３１日午前１０時に開かれる。埋葬地は錦繍院の裏山だ。