仁川アジア大会の選手村公開　最大１万５千人収容

【仁川聯合ニュース】来月１９日に韓国・仁川で開幕するアジア大会の選手村が、２６日にマスコミに公開された。

　選手村は同市南洞区に位置し、仁川国際空港と大会メーンスタジアムからそれぞれ車で４０分の距離にある。新築マンションの２２２０戸を活用し、最大１万５０００人の受け入れが可能だ。

　大会組織委員会は２０１０年１１月、南洞区の公共マンションを選手村にすることを決定。先ごろ家具や備品、消耗品の搬入を完了した。

　選手村は居住エリア、国際エリア、公共エリアで構成されている。選手らが滞在する部屋は７４平方メートル、８４平方メートル、１０１平方メートルの３タイプあり、それぞれ７人まで滞在できる。共用の洗濯室やフィットネスセンター、サウナ室を設置した。

　国際エリアには各国の国内オリンピック委員会（ＮＯＣ）サービスセンター、選手サービスセンター、九つの診療科の救急室を備えた医療センター、２４時間営業の食堂、公園、宗教施設などがある。

　選手サービスセンターにはインターネットカフェ、郵便局、記念品ショップ、ビリヤード場、卓球場などを設置し、選手がストレスを解消できるようにした。

　食堂は３５００人が一度に食事でき、毎食約８０種類のメニューが並ぶ。西洋料理やアジア料理、韓国料理のほか、イスラム圏の選手に配慮し、イスラム教の戒律に従って調理し「ハラル認証」を受けた食材を使ったメニューも用意する。

　公共エリアにはウエルカムセンター、メディア作業室、記者会見場などがある。　

　選手村は来月１２日に正式にオープンする予定だ。