「韓食」を世界遺産に　韓国政府が登録推進へ

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は３日、韓食（韓国料理）と韓食文化の国連教育科学文化機関（ユネスコ）世界遺産登録を目指す方針を明らかにした。

　農林畜産食品部は同日、朴槿恵（パク・クンヘ）大統領が主宰した第２次観光振興拡大会議で、韓食と韓食文化の世界文化遺産登録推進などを主な内容とする韓食政策発展策を報告した。

　同部の任政彬（イム・ジョンビン）食品産業政策局長は「韓国の食文化の価値を世界に広めるため韓食と韓食文化の世界文化遺産登録を推進することにした」と説明した。

　登録推進に向けた事前研究と準備も進める。同部は外国の食文化が世界遺産に登録された例を分析し、韓食の世界遺産登録に向けた準備作業を担当するチームを設置する方針だ。

　ユネスコは２０１０年に初めて食に関する無形文化遺産として「フランスの美食術」「地中海料理」「メキシコの伝統料理」を登録した。

　昨年１２月には韓国の「キムジャン（越冬用のキムチ漬）文化」が無形文化遺産に登録された。