庭園博覧会　南北友好願うイベント開催＝韓国・順天

【順天聯合ニュース】韓国・南西部の全羅南道順天市で開催されている国際園芸博覧会「順天湾国際庭園博覧会」で、韓国と北朝鮮の友好を願うイベントが開催される。

　博覧会組織委は１６日に博覧会の会場で「北朝鮮脱出住民（脱北者）の日」イベントを開催し、脱北者に対する社会の認識を広め南北の友好を願う。組織委が１２日、明らかにした。

　「地球の庭園・順天湾で一つになった私たち」をテーマに開かれるこのイベントは、全羅南道地域に住む脱北者約１５００人が参加し、平壌芸術団公演、のど自慢大会、風船飛ばしなどが行われる。

　組織委は「博覧会開幕直前まで南北交流と統一の願いを込め、北朝鮮庭園の誘致を進めたがかなわなかった」と明かした。そのため、南北が互いに認め合い発展できる新しい分かち合いの場を博覧会に設けたと説明した。

　同博覧会は「地球の庭園・順天湾」がテーマ。博覧会場は延べ面積１１１万２０００平方メートル。樹木園ゾーン、湿地センターゾーン、世界庭園ゾーン、湿地ゾーンの四つに分かれる。ハイライトは、日本庭園を含む世界１１カ国の伝統庭園や、１１のテーマ庭園など合わせて８３の庭園。また、会場の外にある干潟やアシ畑などからなる２６０万平方メートルの順天湾周辺は、博覧会期間中の主要な観光地となる。