開城の韓国側関係者　今日帰還するか未定＝韓国政府

【ソウル聯合ニュース】開城工業団地に残り北朝鮮側と協議を続けている韓国側企業関係者７人について、韓国統一部の金炯錫（キム・ヒョンソク）報道官は３日の会見で「今日帰還するかどうか、まだ決まっていない」と話した。

　現地では前日に続き今も、開城工業団地管理委員長ら韓国側関係者と中央特区開発指導総局副総局長ら北朝鮮側が協議中だ。北朝鮮が要求する未払い金支払いに関し具体的な項目や規模を話し合っている。また韓国側は、完成品や資材の持ち出し問題を取り上げている。　

　金報道官は「多くの事項で溝があったが、それらは埋まりつつある。ただ、最終的な結論がまだ」と説明した。

北朝鮮は４月３日、韓国側企業の開城工業団地立ち入りを一方的に制限した。その後、北朝鮮労働者も撤収し、工業団地は操業停止に追い込まれた。韓国は２６日、工業団地に残っていた韓国側人員の全員撤収を決め、現在７人が現地に残っている。