韓国の富豪５０人　創業者は２２％のみ＝日本は６８％

【ソウル聯合ニュース】企業情報などを提供するウェブサイト「ＣＥＯスコア」は３０日、米経済誌フォーブスが発表した日本の富豪５０人と韓国の富豪５０人を分析した結果を公表した。

　韓国の富豪５０人は７８％の３９人が創業家の２世、３世だったのに対し、創業者は２２％の１１人にすぎなかった。日本はそれぞれ１４人（２８％）と３４人（６８％）だった。

　日本の富豪５０人には韓国系のソフトバンクの孫正義社長やマルハンの韓昌祐（ハン・チャンウ）会長らもランクインしている。１位はカジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長が資産１５５億ドル（約１兆５１７８億円）でトップを維持した。３位は孫正義社長（９１億ドル）だった。創業家出身はサントリーホールディングスの佐治信忠社長（２位、１０７億ドル）、トヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長（５０位、４億ドル）ら。戦後の米軍政下での財閥解体やメインバンクシステムの導入、外国人投資拡大などが影響したためとみられる。

　韓国の富豪５０人にはサムスングループの李健熙（イ・ゴンヒ）会長（１位、１０７億ドル）、現代・起亜自動車グループの鄭夢九（チョン・モング）会長（２位、５１億ドル）、現代自動車の鄭義宣（チョン・ウィソン）副会長（３位、２０億ドル）、アモーレパシフィックの徐慶培（ソ・ギョンへ）会長（４位、２０億ドル）、ロッテグループの辛東彬（シン・ドンビン）会長（５位、１７億ドル）など、１９位までが財閥２世、３世だった。創業者では生活用品メーカー、ロックアンドロックの金俊一（キム・ジュンイル）会長（２０位、７億ドル）、インターネットサービス大手、ＮＨＮの?海珍（イ・ヘジン）代表（２１位、６億ドル）らがランクインした。

　日本の富豪は流通、ゲーム、パチンコなどサービス業が多かったが、韓国の富豪は製造業が多数であることも特徴だった。