プラダ初のアジアモデル韓国人「韓国では美しいといわれたことがない」（１）

２９日まで日本東京芸術大学美術館で開催されるイタリアファッションブランド「フェンディ」の毛皮展示会。「フェンディ　もうひとつのアート」という名前で今月初めに準備された展示会開幕行事で目を引いた人物がいる。韓国代表モデルとして参加したキム・ソンヒさん（２７）だ。キムさんはプラダ初のアジア人モデルとして話題になった。

ドルチェ＆ガッバーナ、シャネル、ジョン・ガリアーノ、ヴィヴィアン・ウエストウッド 、アナスイなど、世界的デザイナーからラブコールを受けている。最近、ニューヨークマガジンから「洗練された気品とスタイルを持つモデル」という評価も受けた。行事場所でキムさんに会った。

－－韓国人モデルが最近、ニューヨークで頭角を現していると聞いた。

「中国人モデルより韓国人モデルが脚光を浴びています。もちろん数的には中国人モデルがはるかに多い。ニューヨークで活動するアジア系のモデルが１００人なら、中国人モデルが８０人、韓国人は１０人、日本人は２、３人です。ニューヨークでは韓国人、中国人、日本人を問いません。ただ、アジアンということだけです。しかしアジア系のモデルが増え、最近はアジアといってもみんな同じ顔でないということを認識し始めたようです」

－－ニューヨークのランウェイ（ファッションショー舞台）の雰囲気は韓国とかなり違うのか。

「競争がはるかに激しい。厳しい競争を勝ち抜いてこそ舞台に立てます。モデルに対する認識と待遇もよい。ファッションの主要構成員として認められるという感じを受けます。美の基準も違います。米国人はアジア系モデルの場合、一重まぶたと出っ張った頬骨など、アジア的な特徴が生きていてこそ美人だと考えます。しかし韓国では二重まぶたの大きな目と高い鼻が美人の条件です。私は韓国では美しいという声を聞いたことがない。二重まぶたもないし、鼻も低いので」