韓日中首脳会談 「日程合意向け調整中」＝青瓦台

【ソウル聯合ニュース】５月下旬にソウルでの開催が検討されている韓日中首脳会談に関し、中国が主催国の韓国に延期を求めたと日本メディアが報道したことについて、韓国青瓦台（大統領府）は「延期要請というにはやや早い。さらに調整しなければならない」と話した。

　朱鉄基（チュ・チョルギ）外交安保首席秘書官は４日、聯合ニュースの電話取材に、「日程に関し中国政府からまだ連絡がなく、待っている」と答えた。

　首脳会談を開催するには、相手側と調整し３カ国すべてが合意する必要があるが、その合意がまだできていないと説明。会談時期がずれ込む可能性に関しては「調整が順調なら（５月に）行い、そうでなければ多少ずれ込むこともあり得る」と答えた。

　朱首席秘書官は、まだ合意に達しておらず調整中だと繰り返しながら、「５月に開催しないということでもない」とし、会議自体も白紙にはならないと強調した。

　別の外交関係者も、３カ国が日程を調整中と話す。「中国が延期を要請したのではない。いつが良いという確定的な返答がいつになるか分からない。まだ連絡がない」と説明した。

　韓日中は２００８年から毎年持ち回りで首脳会議を開いてきた。２０１１年５月の東京、昨年５月の北京に続き、今年は韓国で開催される予定だ。