朴大統領「国民に奉仕する機会を」＝野党に協力促す

【ソウル聯合ニュース】朴槿恵（パク・クンヘ）大統領は７日、ソウル市内で開かれた「第４５回国家朝餐祈祷会」に出席し、韓国の政治家たちは本来の職務が何であるかをあらためて認識する必要があると語った。

朴大統領は韓国が対内外的に厳しい状況に直面し、北朝鮮の核実験や挑発で安保も脅かされているとした上で「厳しい状況の中、新政権が発足したが、残念ながらまだきちんとした仕事ができないでいる」と主張した。

　これは政府組織再編案をめぐり、放送振興政策を政府機関の放送通信委員会から新設予定の未来創造科学部に移管することをめぐり野党民主統合党の反対を受け、組閣が完了していないことに言及したものとみられる。

　朴大統領は「国民が信頼を寄せてくれている中、政界もいま一度大統領を信じ国民のために奉仕できる機会を与えてくれればありがたい」と野党への協力を促した。