米の北朝鮮担当特別代表　きょう訪韓＝日中も訪問へ

【ソウル聯合ニュース】米国務省のデービース北朝鮮担当特別代表が２３日午後、韓国を訪問する。国連安全保障理事会が北朝鮮のロケット発射に対する制裁決議案を採択したことを受け、北朝鮮核問題をめぐる６カ国協議の韓国首席代表を務める林聖男（イム・ソンナム）朝鮮半島平和交渉本部長と会談する。

　国連安保理決議案の採択直後、北朝鮮は朝鮮半島非核化の放棄を宣言し、３回目となる核実験の強行を示唆した。デービース氏と林本部長は北朝鮮の動向や情報を共有し、対北朝鮮制裁についての協議を行う予定だ。

　デービース氏には米国務省のクリフォード・ハート６カ国協議担当特使とホワイトハウス国家安全保障会議（ＮＳＣ）のサイラー韓国担当官も同行する。

　一行は訪韓後、中国と日本を訪問する。中国では６カ国協議議長を務める中国の武大偉朝鮮半島問題特別代表と、日本では外務省の杉山晋輔アジア大洋州局長とそれぞれ会談する予定。