青瓦台警護室、専門の警護隊で李明博氏の警護開始

【ソウル２０日聯合】青瓦台（大統領府）警護室は１９日、ハンナラ党の李明博（イ・ミョンバク）氏が次期大統領当選者に事実上確定したことを受け、同日夜から李氏に対し現職大統領に準じる水準の警護を開始した。李氏が大統領候補の立場にあった間は警察庁の警護チームが警護をしてきたが、大統領警護室法に基づき、当選者に確定した瞬間から来年２月２５日に大統領に就任するまでは、青瓦台警護室所属の「当選者専担警護隊」が警護に就く。
　李氏には防弾の専用車が準備され、ソウル・鍾路区の自宅と事務所にも２４時間の警護・警備体制が敷かれる。警護隊は李氏につく近接警護要員をはじめ、爆発物探索要員、通信支援要員、保安管理要員、医療支援要員などで構成される。李氏が摂取する飲食物を事前に調べる要員も投入されるほか、いつどこに行こうともコミュニケーションに支障がないよう、有線・無線の国家指揮通信網も提供される。

　青瓦台警護室によると、この警護隊は７日に発足し万全の準備を進めてきた。保安上の理由のため要員数は公開していないが、前回の第１６代大統領当選者に対する警護隊よりも要員数は増やされたようだ。前回は３０人ほどで構成されていた。今回は選挙期間中に大統領候補に危害が及ぶ要素が多かったり、さまざまな問題が飛び出したりしたことから、増員の必要性があると判断したもようだ。