現代自動車の欧州戦略車　販売１００万台突破

【ソウル聯合ニュース】現代自動車が生産する欧州戦略車「ｉシリーズ」の６月までの累積販売台数が１０４万４３０８台となった。シリーズ第１弾の「ｉ３０」が２００７年６月に欧州市場で発売されてから５年で大台を突破した。　　

　ｉシリーズは軽自動車や小型車を好む欧州向けの車両で、優れたデザインや性能、経済性などが高い評価を受けてきた。

　２００８年から本格販売された軽自動車「ｉ１０」は同社初の海外工場専用モデル。欧州で３５万７０００台が売れた。

　小型車「ｉ２０」も好評で、販売台数は２２万７０００台となっている。デザインと性能を向上させたモデルが今年下半期に発売される予定で、販売増を見込んでいる。

　「ｉ３０」はシリーズ最高の４３万５０００台を売り上げた。

　ｉシリーズの今年１～５月の販売台数は１１万５４３８台。同社の欧州販売全体の６割以上を占めた。経済低迷で需要が落ち込んだ欧州自動車市場で同社の好業績を支えている。

　欧州自動車工業会によると、同社の１～５月の販売台数は前年同期比９．８％増の１８万７６６７台。フォルクスワーゲン（ＶＷ）やゼネラル・モーターズ（ＧＭ）、プジョーなど主要メーカーは販売が前年同期と比べマイナスとなっている。

　現代自動車はｉシリーズを中心に戦略車種の販売拡大や販促により、欧州市場での好調を維持していく計画だ。