西部戦線安保観光地　観光客６０万人突破＝韓国

【坡州聯合ニュース】京畿道坡州市の西部戦線安保観光地を訪れる観光客が増え続け、初めて６０万人を突破した。

　坡州市は３０日、１～１１月に同観光地を訪れた観光客が６０万３０００人を記録したと明らかにした。観光地は民間人出入統制線の北側に位置し、第3地下トンネル、都羅山展望台、都羅山駅などを見学できる。

　観光客数は、２００７年は４１万７０００人、２００８年は４３万５０００人、２００９年は４４万６０００人だったが、５１万３０００人を記録した昨年から大幅に増えた。昨年３月の韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件、同１１月の延坪島砲撃を機に朝鮮半島の安保問題に対する関心が高まり、外国人観光客が大幅に増えたためと、同市はみている。

　同観光地を訪れた外国人観光客の数は２００７年が１３万人、２００８年が１５万３０００人、２００９年が１７万２０００人、昨年が２４万１０００人、今年が２８万５０００人で、昨年から今年にかけて大幅に増加した。

　一方、韓国人観光客は２００７年の２８万７０００人から今年は３１万８０００人と、増加幅は３万１０００人にとどまった。