＜大統領選挙Ｄ−２９＞揺れる地域別状況

大邱、慶北では李明博（イ・ミョンバク）ハンナラ党候補に対する支持率が上がる現象が著しく、光州、全羅では鄭東泳（チョン・ドンヨン）候補に対する期待がいっそう高まっている。

１９日、中央日報調査研究チームがＴＫ（大邱、慶北）５０７人、湖南有権者５２６人を対象にそれぞれ実施した大統領選挙地域別世論調査初日の結果だ。

中央日報は２０日、釜山、慶南、大田、忠清地域を、２１日にはソウル、仁川、京畿など首都圏を対象に地域世論調査を実施する予定だ。

ＴＫと湖南票が与える意味は格別だ。ハンナラ党支持者または保守性向有権者たちはＴＫの状況に、汎与党圏支持者または進歩性向有権者たちは湖南の状況に敏感だからだ。

大邱、慶北では李明博候補が出馬宣言直後、強気を見せた李会昌（イ・フェチャン）候補に２倍、差をつけていることがわかった。

李明博４９．２％、李会昌２４．０％、鄭東泳４．８％、文国現（ムン・グクヒョン）２．９％、権永吉（クォン・ヨンギル）２．０％の順で、「なし／わからない／無回答」は１６．４％だった。

光州、全羅ではこの地域を基盤とする大統合民主新党と、民主党統合合意と一本化論議により鄭東泳候補が優位だ。

この調査は両党の結党論議が決裂される前に実施された。

一方、李明博候補は１０％台を記録し、李会昌候補は文国現候補より低い１けたの支持率にとどまった。

鄭東泳３５．５％、李明博１３．３％、文国現７．４％、権永吉５．９％、李仁済（イ・インジェ）、李会昌５．６％の順で、「なし／わからない／無回答」が２６．４％だった。

電話で実施した今回の調査の標本は性別、年齢、地域別人口比例による割り当て抽出法で選定した。最大許容標本誤差は９５％信頼水準で±４．４％（ＴＫ）、±４．３％（湖南）ポイント、回答率は２つの地域を合わせて２５．１％だった。

地域別世論調査２日目は釜山、慶南と大田、忠清、３日目はソウルと仁川、京畿を対象にそれぞれ実施される予定だ。

シン・チャンウン世論調査専門記者