韓国の官庁移転　第一弾は来年９月の国務総理室

【ソウル聯合ニュース】韓国が中部の忠清南道につくった行政都市「世宗市」への官庁移転について、韓国政府は１８日、来年９月中旬に国務総理室を首都ソウルから移転することを決めた。企画財政部など５官庁も同１１月から移転を開始する。

　政府はこの日、金滉植（キム・ファンシク）首相（国務総理）主宰の会議を開き、行政機能移転のロードマップ（行程表）を決めた。

　来年９月の国務総理室を皮切りに、来年中に企画財政部、農林水産食品部、環境部、国土海洋部、公正取引委員会の計６官庁と、その所属機関が世宗市へ移転する。

　ただ韓国の場合、行政をはじめ、経済、文化などの主要機能がソウルに一極集中しており、多くの公務員はソウルに自宅を持ちながら単身赴任で世宗市に行くとされる。家族と離れて暮らす「二重生活」に対する心理的、経済的負担が指摘されている。