全君杓国税庁長が収賄容疑で逮捕

全君杓国税庁長が収賄容疑で逮捕

全君杓（チョングンピョ、５３）国税庁長が６日午後、特定法罪加重処罰法上収賄の疑いで釜山拘置所に収監された。現職国税庁長が個人的不正で逮捕されるのは１９６６年国税庁設立以来４１年のうち初めてだ。

盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領は早ければ７日、後任国税庁長に韓相律（ハン・サンリュル）国税庁次長を指名する。千皓宣（チョン・ホソン）青瓦台スポークスマンは６日夜「全君杓庁長が令状実質審査直前に民政首席室に辞意を表明した」と明らかにした。

青瓦台関係者は「国税庁の業務空白を最小化するために大統領は全君杓庁長の辞表を受理する」とし「後任には国税庁内部の人物を起用する方針」と述べた。

これに先立ち釜山（プサン）地方裁判所コ・ヨンテ令状担当判事は「（全庁長の）被疑事実に対する証拠が十分であり、国税庁長の地位を利用して証拠を隠滅する恐れが大きい」と全庁長に対して令状を下した。令状によると全庁長は昨年７月～今年１月、鄭祥坤（チョンサンゴン、５３、起訴）前釜山地方国税庁長から「包括的な人事の依頼」の対価として現金５０００万ウォンと１万ドルを受け取った疑いがもたれている。

検察は国税庁組職全体に及ぶ波紋を考慮し、令状で「慣行的上納」という表現は使わなかった。全庁長は拘束収監される前も「容疑は認めない」とこれまでの立場を曲げていなかった。