＜フィギュア＞金妍兒「グランプリ、心配していない」

‘フィギュアの妖精’金妍兒（キム・ヨナ、軍浦スリ高）はグランプリのタイトルを守れるのか。

昨シーズンの国際スケート連盟（ＩＳＵ）フィギュアスケートグランプリファイナル優勝者の金妍兒が８−１１日、中国ハルビンで開催されるグランプリ（ＧＰ）シリーズ第３戦に出場するため、５日、現地入りした。

グランプリは第１−６戦を通じてランキングポイント上位６人を決めた後、ファイナル（１２月１３−１６日、イタリア・トリノ）で最後の競技を行う。 １人が２大会に出場できるという規定に基づき、金妍兒は第３回と第５回（１１月２２−２５日、ロシア・モスクワ）大会に出場する。

今季は厳しくなった技術審査が最大変数となる。 ＩＳＵが技術審査にビデオ判読を積極的に活用し、判定が厳格になった。 第１・２戦でも、回転数を満たしていないジャンプ、異なるエッジを使ったジャンプ、姿勢が高いシットスピン（ｓｉｔ　ｓｐｉｎ）など、完璧でない技術は減点の対象になっている。

第１戦で完全に回っていないキミー・マイズナー（米国）のトリプルジャンプはダブルで処理され、安藤美姫（日本）のトリプルジャンプはエッジを理由に減点処理された。 その結果、各大会で２−３人ずつ出ていた１７０点台の得点者は、今回は第２戦の浅田真央（日本、１７７．６６点）わずか一人。 　

金妍兒は「定石通り練習してきたのであまり心配していない」とし「第１・２戦の採点基準を参考にして完璧な技術を使えるよう努力したい」と語った。 第３戦では‘フィギュアの神童’と呼ばれる１４歳のカロライン・チャン（米国）が金妍兒に挑戦する。

張恵洙（チャン・ヘス）記者